語音弁別
「声が大きく聞こえる事」と、「言葉が明瞭に聞こえる事」との違いをご存じですか?他店(メガネ店)で補聴器を購入して、ご満足いただけない方のお悩み
Q:メガネの場合は裸眼で0.1の人が眼鏡をかけて0.3まで見えても満足せず、0.7まで見えるようになれば、1.0まで見えなくても、免許が取れるので満足することができる。補聴器の場合はここまで聞こえれば良しと言う数字が無い
A:聞こえ具合の評価はあります!
それは「語音弁別測定」です。音の大きさによって、「あ」「い」とか1音1音が正しく聞こえているか可視化する測定です。周波数別にそれぞれ、20問中いくつ聞き取れるか測定します。例:60dB、70dB、80dB、90dB
聴力によって測定する周波数は選定されます。左右、各周波数別に20問測定
裸耳の一番高い解答率の音の大きさより(dB)、おおよそ20dB小さな音でも補聴器をつければ、解答率が下回らないように3ケ月程かけて、音を調整していきます。
また、「装用効果」は周波数別(250Hz、500Hz、1k、2k、4k)に、どこまで小さな音が聞こえているか裸耳と補聴器を付けている時の違いを評価します。
なお、補聴器を装用した装用効果=音を大きく聞く事はできても、言葉を明瞭に思うようにできない場合があります。
語音弁別の最高明瞭度よりも、高い聞き取りは理論上できないからです。
聞き分ける力が低下する前に補聴器を活用する事がポイントです。
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