認知症は高齢者の誰もが予備軍ですよね?

難聴ケアの啓蒙には、時代時代にブームのようなキーワードがある。
ひと昔前は、「耳鳴り」これは、本当に酷いと思いました。

耳鳴りで悩んでいる多くの方に出会っていますが、治ったという人に、会ったことがない、悩んで悩んで、色々な病院を探して受診をしても、大概は、気を紛らわすことくらいしか対策がない。

10年ほど前、「耳鳴りと補聴器」が話題となった時に、安易に話題にする事は無責任だと腹立たしく思った記憶があります。


現在、補聴器市場のトレンドキーワードは「難聴と認知症」

難聴になると「聴覚を補うために脳の視覚領域使うようになり脳内のネットワークが崩る」この仮設は納得がいくのだが、難聴をと認知症というキーワドから、補聴器販売店へ相談に来るお客さんは認知症の人が多い?と言うことにならないかと考えてみた。

しかし、補聴器ユーザーのほとんどは、歳こそ取っているがアクティブな方が多い、また、著名な方に出逢うこともしばしある。

ランセットの記述では「認知症は予防介入60%はできない」「40%に介入余地がある」というもので、認知症予防介入は40%その内の8%は中年期に介入すれば認知症予防になるという記述である。

けれども、中年期の方の補聴器相談を受けたことはほとんどありません、そもそも、中年期で難聴ケアが必要な程、聴力低下の自覚がある方は少ない。

補聴器専門店の補聴器相談のほとんどが高齢者であり、中年期の方からの相談は200人に1名くらいです。

高齢になれば認知症は程度はどうであれ、多くの方がなるもの、もしも、そうなった時の対策を考えるべきではないか?

家族に大切にケアしてもらうため、もしくは、友人知人などに助けてもらえるようにするためには、良い人間関係を構築しておくことが大切。他愛のない、どうでも良い話を気兼ねなくできる関係こそがもっとも重要です。その対策として会話の道具「補聴器」があります。

難聴になると、会話は少なくなり、人とのコミュニケーションに障害が生じます。補聴器を利用することによって対面1メートル以内の会話の改善は期待がきます。

補聴器は高くて煩わしい、「まだ聞こえてるから、いいかなぁ」と言いと購入を先送りにしがちなケースは多い。その理由は、高い周波数(4,000~6,000ヘルツ)は【大きな声で話してもらわないと聞こえない】聴力になっていても、低い音、日本語の母音に当たる部分(125~500ヘルツ)は30歳くらいの時と変わらない、【よく聞こえている】が混じっている高齢の方、それが加齢性難聴。

大概そのような場合は、の音は聞き分けが難しく、半数くらいは、「ポト」と言っても「ポト」と聞こえている状況です。


さて、会話の道具として補聴器を利用できるのは、その人の言葉を聞き分ける力によって異なります。難聴を放置すると、音を脳で言葉を正しく認識できなくなります。例えば、「て」と言っても「へ」と聞こえていたり、「き」と言っても「い」と聞こえているなど、何度言っても、同じように間違え、正しく音を言葉として認識できなくなります。


シニアの「会話を楽しむ道具」として聴覚を補うためにメガネのように補聴器がご高齢者にご利用いただけるよう普及を心から願っています。

補聴器の疑問については、当店へお気軽にお尋ねください。

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